今年ラストの作品は、
映画史に残る1987年の名作映画『バグダッド・カフェ』です。

 

「アメリカ旅行中に夫と喧嘩したドイツ女性が、
大きなトランク一つで砂漠の道に降りてしまいます。
たどり着いたガソリンスタンドとモーテルを兼ねている『バグダッド・カフェ』には、
不機嫌な女主人や、その家族、モーテルに泊まる個性的な住人など、変人ばかり。
異国の地で他に行くあてもない、かといって特にやることもない彼女は、
まじめできれい好きな性格もあって、勝手に建物の隅々まで掃除したり、カフェを手伝ったりと、
おせっかいとも呼べる勢いでカフェを取り巻く人々と交流しはじめるのです。」

 

本作は、何をやってもうまくいかない人生に、
生きる希望と優しさを、そっと与えてくれます。
そして名曲「コーリング・ユー」は、このうだるような暑さにぴったりです。

 

ひとつの出会いで人生が変わるように、
1本の映画との出会いでも人生は大きく変わります。
観ているだけで幸せな気持ちになれる、フィールグッドムービー。
2016年夏の締めくくりは、名作『バグダッド・カフェ』で。

 

キノ・イグルー　有坂塁

 

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「ルーフトップシネマ 2016」第2弾は変化球の作品でしたが、
夏を締めくくる第3弾は、ザ・名作！に決定しました。

 

『バグダッド・カフェ』、観たことがないという方はもちろん、
観たことがある方もぜひもう一度CLASKA のルーフトップで。
屋上のウッドデッキに寝転びながら、
晩夏の夜風に乗って響き渡る「コーリング・ユー」。
東京の夜景に囲まれながらも、
「バグダッド・カフェ」に誘われるような体験を、どうぞお楽しみに！

 

そして今回は、CLASKA のご近所、
学芸大学駅にもお店を構えるとても素敵なパン屋さんが出店くださいます。
映画と、ビールやワインに、おいしいパン。
ぜひ、夏の終わりに特別な時間をご堪能ください。

 

CLASKA　広報　牛田実里