2018.03.24 update
『籠の中の乙女』『ロブスター』で世界を震撼させた、
ヨルゴス・
不穏な空気と緊張感。
相変わらずストーリー的にはひどい話ですが、
やはりこの監督のぶっ飛び具合は文句なしに面白いです。
そして今回の見どころは、何と言っても映像の美しさ。
広角レンズを多用し、構図はシンメトリー。
廊下のシーンは縦方向に向かって滑らかな移動撮影をしたりと、
明らかにキューブリックを意識した作り方。
でもこれが、うっとりしてしまうほどの完成度なので、
それだけでも観る価値ありだと思います。
ちなみに、タイトルにある鹿殺しは、
鹿好きの方はどうぞご安心ください。