2019.03.15 update
これまでのファレリー作品と同様、 社会的弱者への視線はとてもあたたかいヒューマンドラマの傑作!
題材自体は重いですけど、ユーモアを交えて軽やかに、 そして、後味もさわやか。 そのバランスがとにかく絶妙で、オスカー受賞も納得の一作でした。 ヴィゴ&アリの演技も素晴らしかったなぁ。
そして本作には、『素晴らしき哉、人生』(1946) のような、 人間の良心をまっすぐに信じようとするメッセージがあります。 これを機にフランク・キャプラ監督の精神が リバイバルするのではという予感もしました。 混迷を極めるこの時代に、オスカーを取ったことの意味。
『グリーンブック』を気に入った方は、 キャプラ作品もぜひ。