2022.03.04 update
決まった一日を定点観測して、 6年分の時間をさかのぼらせる、変化球なラブストーリー。
別れから始まり、最高潮に輝いた瞬間へと逆行する構成は フランソワ・オゾン『ふたりの5つの分かれ路』(2004) と同じですが、 松居大悟がオマージュを捧げたのは ジャームッシュの『ナイト・オン・ザ・プラネット』。
女性タクシー運転手というだけじゃなく、 劇中、本編映像まで登場させるこだわりようで、 その二次創作的な作りが、すごくいい効果をあげています。
かなり胸キュンな一作。
『花束みたいな恋をした』といい 日本の恋愛映画、ほんとレベルが上がってきました!