2024.05.15 update
一途に “好き”と叫び続け、
前のめりに走り続ける見上愛を観てるだけで、
スカッと前向きな感情が湧き上がり、
笑顔になれる。
一方で、彼女が好きになった相手は
″両想いになった瞬間に消えてしまう″ という切ない設定のため、
全力疾走をするほど、
悲しく、落ち込んでしまうことになる。
そんな立体感ある構成も面白かったです。
見上愛の表現力にも惚れ惚れ。
個人的には、役柄へのハマり具合で言うと、
『勝手にふるえてろ』の松岡茉優、
『湯を沸かすほどの熱い愛』の杉咲花と
同レベルで素晴らしかったと感じました。
そしてその良さを引き出したのは、
相手役・佐藤寛太の受けの芝居の安定感。
【5種類+α】で運命の男を演じ分けることは大変だったと思いますが、
きっと役者冥利にも尽きるのでしょうね。
2人の声の相性も良かった〜深夜のカラオケや、
お迎えシーンのルーティーンなど、見どころもたくさん!