2024.08.15 update
「料理教室で生徒の一人が
チャイムの音をめぐって思わぬ行動を取ったことをきっかけに、
彼を受け持っていた講師の日常が変容していく…」
これ、最高すぎました。
黒沢清。
45分の中編作品。
彼の滲み出てしまうレベルの品格は、
やはり湿度高めで、
暗さの残る日本の風景と相性抜群なことを再確認。
カメラアングル、照明、演出からなる画面の美しさ、
映画館だからこそ聴こえるほどの繊細な音響への執着、
そのパーフェクトな世界の中で描かれる恐怖は
R15指定の容赦の無さ。
震えました。
世界のクロサワが帰ってきた!