2015.07.12 update
是枝監督の見つめる世界の美しさに心を奪われ、
何度も涙が出ました。
–
3人姉妹が並んで歩いている後ろ姿、
長女が妹を見つめるやさしいまさざし、
桜のトンネルを自転車二人乗りで疾走するシーン。
–
そして鳥肌が止まらないぐらいに感動したのが、
四女のすずが鎌倉行きを決断する電車のシークエンス。
あのシーンでのセリフの間、カメラの構図、
光の捉え方、ドアが閉まるタイミング。
すべてがパーフェクトでした。
映画の感動って、
物語だけじゃありません。
–
映像、物語、演技、撮影、照明、衣装…
それぞれのプロフェッショナルがこだわり抜いて生み出したものを、
映画監督は、ひとつの世界として構築する。
その化学反応からしか生まれ得ない感動というものを、
観客は最高の映写・音響設備で体験することができる。
–
映画館って、本当に贅沢な空間だなと思います。
あなたもこの感動をぜひ。
