2016.03.28 update
ただ、自分らしく生きたいだけのリリー。
でもその当たり前を獲得するために、彼女は命の危険を冒さなければなりません。
1920年当時、性別適合手術をした人はゼロです。
世界初というリスクを考えれば、
ごまかしながら生きる選択だって、あったのかもしれません。
しかし彼女にとってそれは"死"と同じ意味を持ちます。
ぼくたちと同じように「自分らしく生きる」ことに、
彼女は全身全霊で向き合い、文字通り命をかけました。
幸せになるために。
『博士と彼女のセオリー』に続き、エディ・レッドメインと、
アカデミー主演女優賞を獲得した、妻役のアリシア・ヴィキャンデルの演技は、
まるで役が乗り憑ったかのように、心を激しく揺さぶります。
ぜひ、大切な人と一緒にご覧になってみてください。