2016.05.02 update
近年のノルウェー映画の名作と言えば、
おじさんふたりの心の交流を描いた
ベント・ハーメル監督『キッチン・ストーリー』(2003)を思い出しますが、
同じくおじさんふたり(+女性)を主人公にした、
ビターなコメディがノルウェーから届きました。
『ハロルドが笑うその日まで』。
こだわりの家具屋の店主が、
隣にオープンしたIKEAの創業者を誘拐するという、
完全に設定がちなストーリー。
おじさんのハードボイルド復讐劇は、
本人も想像していない、意外な方向へとシフトします。
随所に笑えるシーンを散りばめているのですが、
物悲しさの通奏低音が流れているところが、北欧らしくていいです。
注目ポイントは、梱包で使う"プチプチ"。
ここは爆笑必至の名シーンなので、どうぞお楽しみに!