2016.12.30 update
グルジア(最近はジョージアと呼ぶんですね)の
巨匠オタール・イオセリアーニの最新作。
個性あふれるパリの住人たちが織り成す人間模様を、
反骨精神たっぷりのユーモアを散りばめながら軽やかにつづった人間ドラマ。
小さなエピソードをコラージュ的に積み重ねる手法は、
もはや名人芸の域に。
街中を野良犬たちがふらふら歩くシーンは
「ジャック・タチ『ぼくの伯父さん』(1958)にそっくり!」なんて思ったら、
タチ映画のポスターを描いた
イラストレーターのピエール・エテックスが出演してるではありませんか!
自分の好きなもの同士がつながる小さなよろこび。
イオセリアーニはやっぱり最高!