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『わたしは最悪。』

2022.07.14 update

 

 

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これはベスト候補!

 

 

『母なる肖像』のときに感じてたヨアキム・トリアーへの信頼は、
今回でハッキリとしました。

 

 

彼は何を描くかだけでなく、
どのように描くかに長けた監督。

 

 

本作でいえば、アラサーこじらせ女子の日常という
″定型″ の中で、あらゆる世代の価値観を盛り込みつつ、
性別を超えた共感をも生み出す脚本の力。

 

 

さらに、音楽や光に対しての感覚も素晴らしく。
ビリー・ホリデイや「三月の水」の使い方は
タイミングも含めて抜群だったし、
ポスターに使われている場面なんて
映画史に残るレベルの名シーンなんです!

 

 

ご覧になる際は、
五感をフル活用してお楽しみくださいね。

 

 

 

 

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