2016.01.03 update
*有坂塁の10本
【外国映画】
(C)2015 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved
*有坂塁
① 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
(アメリカ:J・J・エイブラムス)
② 『イマジン』
(ポーランド:アンジェイ・ヤキモフスキ)
③ 『Mommy/マミー』
(カナダ:グザヴィエ・ドラン)
④ 『インヒアレント・ヴァイス』
(アメリカ:ポール・トーマス・アンダーソン)
⑤ 『メニルモンタン 二つの秋と三つの冬』
(フランス:セバスチャン・デデベール)
⑥ 『二重生活』
(中国:ロウ・イエ)
⑦ 『シェフ 三つ星フードトラック始めました』
(アメリカ:ジョン・ファブロー)
⑧ 『帰ってきたMr.ダマー バカMAX!』
(アメリカ:ファレリー兄弟)
⑨ 『EDEN/エデン』
(フランス:ミア=ハンセン・ラヴ)
⑩ 『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』
(イギリス:スチュアート・マードック)
【日本映画】
(C)2015 神戸ワークショップシネマプロジェクト
① 『ハッピーアワー』
(濱口竜介)
② 『息を殺して』
(五十嵐耕平)
③ 『友だちのパパが好き』
(山内ケンジ)
④ 『Dressing Up』
(安川有果)
⑤ 『私たちのハァハァ』
(松居大悟)
⑥ 『THE COCKPIT』
(三宅唱)
⑦ 『海街diary』
(是枝裕和)
⑧ 『恋人たち』
(橋口亮輔)
⑨ 『バクマン。』
(大根仁)
⑩ 『トイレのピエタ』
(松永大司)
1位をどうするかで数作品の間で悩み続けていたところに
突如来た、まさかの『スター・ウォーズ』!
みんなが期待する新シリーズという想像を絶するプレッシャーの中、
エンタータイメントとして抜群のクオリティーを証明すしただけでなく、
無名の役者&BB-8をメインキャストに据えることで、
きちんと新世代の『スターウォーズ』に仕上げてしまった、
J・Jの才能にあらためて脱帽。
エピソード8は2017年7月に公開するのだそう。早く観たい!
余韻たっぷりな最高のラストシーンを観せてくれた『イマジン』や、
グザヴィエ・ドランの型破りな想像力(オアシス「WONDER WALL」のあの使い方!)に度肝を抜かれたりと、
今年も心揺さぶる良作にたくさん出会うことができました。
昨年に引き続き、日本映画は若手監督が元気です!
2012年の『親密さ』に続き、1位は濱口竜介監督による
5時間17分の超大作『ハッピーアワー』。
もはや巨匠の風格さえ漂い始めているこの人の堂々とした演出力は、
現代の日本映画界の宝です。
五十嵐耕平、安川有果という"恐るべき子供たち"とも呼べるような、新しい才能にも出会えた2015年。
あらためて、日本映画の未来はアカルイ!
と心底感じることのできた一年でした。
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*渡辺順也の10本
【外国映画】
(C)Roy Andersson Filmproduktion AB
*渡辺順也
① 『さよなら、人類』
(スウェーデン:ロイ・アンダーソン)
② 『はじまりのうた』
(アメリカ ジョン・カーニー)
③ 『Mommy/マミー』
(カナダ:グザヴィエ・ドラン)
④ 『キングスマン』
(イギリス:マシュー・ヴォーン)
⑤ 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
(アメリカ:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ)
⑥ 『セッション』
(アメリカ:デミアン・チャゼル)
⑦ 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
(アメリカ:J・J・エイブラムス)
⑧ 『インヒアレント・ヴァイス』
(アメリカ:ポール・トーマス・アンダーソン)
⑨ 『独裁者と小さな孫』
(イラン:モフセン・マフマルバフ)
⑩ 『コードネームU.N.C.L.E』
(イギリス:ガイ・リッチー)
【日本映画】
(C)花とアリス殺人事件製作委員会
① 『花とアリス殺人事件』
(岩井俊二)
② 『百日紅~MissHOKUSAI~』
(原恵一)
③ 『恋人たち』
(橋口亮輔)
④ 『きみはいい子』
(呉美保)
⑤ 『私たちのハァハァ』
(松居大吾)
⑥ 『あん』
(河瀬直美)
⑦ 『海街diary』
(是枝裕和)
⑧ 『バクマン。』
(大根仁)
⑨ 『野火』
(塚本晋也)
⑩ 『FOUJITA』
(小栗康平)
最後まで悩みに悩むベスト10。
順位をつけるってホントにむずかしい。
キラキラした青春や、力強いメッセージがつまった良作が多かった日本映画と、
いつも以上にアメリカ作品がランクインした外国映画。
安定感バツグンの是枝監督、グザヴィエ・ドランにポール・トーマス・アンダーソン。
大根監督もやっぱり外せない。
誰もが幸せになれる「はじまりのうた」、
観ていてワクワクが止まらない「スター・ウォーズ」。
「花とアリス殺人事件」、「私たちのハァハァ」の瑞々しい青春。
とにかく画ヂカラがすごい「さよなら、人類」、「FOUJITA」。
今年もたくさんの傑作に出会えて幸せ。
さあ、映画はじめは何にしよう?
※「2014年ベスト10」
http://kinoiglu.com/issue/?p=10