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2016年映画ベスト10

2017.01.26 update

 

*有坂塁の10本

 

【外国映画】

 

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(C)2015 CG CINEMA – VISTAMAR Filmproduktion – UHLANDFILM- Bam Film – KINOLOGY

 

 

*有坂塁

 

① 『裸足の季節
(トルコ:ドゥニズ・ガムゼ・エルグヴァン)

② 『映画よ、さようなら
(ウルグアイ:フェデリコ・ベイロー)

③ 『ハドソン河の奇跡
(アメリカ:クリント・イーストウッド)

④ 『若き詩人
(フランス:ダミアン・マニベル)

⑤ 『母の残像
(ノルウェー:ヨアキム・ トリアー)

⑥ 『キャロル
(アメリカ:トッド・ ヘインズ)

⑦ 『皆さま、ごきげんよう
(グルジア:オタール・イオセリアーニ)

⑧ 『サウルの息子
(ハンガリー:ネメシュ・ラースロー)

⑨ 『神様メール
(ベルギー:ジャコ=ヴァン・ドルマル)

⑩ 『マジカル・ガール
(スペイン:カルロス・ベルムト)

 

 

 

【日本映画】

 

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(C)RVWフィルムパートナーズ

 

 

① 『リップヴァンウィンクルの花嫁
(岩井俊二)

② 『FAKE
(森達也)

③ 『この世界の片隅に
(片渕須直)

④ 『シン・ゴジラ
(庵野秀明)

⑤ 『溺れるナイフ
(山戸結希)

⑥ 『湯を沸かすほどの熱い愛
(中野量太)

⑦ 『永い言い訳
(西川美和)

⑧ 『モヒカン故郷に帰る
(沖田修一)

⑨ 『オーバー・フェンス
(山下敦弘)

⑩ 『クリーピー 偽りの隣人
(黒沢清)

 

 

毎年思いますが、本当にこのベスト10で良かったのかどうか。
でもこのモヤモヤーとした感じが醍醐味だったりもするのですが、
何はともあれ、上記のラインアップでフィニッシュしました。

 

2016年は何と言っても、日本映画が充実していました。
近年おとなしめだった岩井俊二や庵野秀明などの中堅どころが、
いよいよ本気を出してきたなと 笑

 

でもその中にあって、
若手の有望株・山戸結希と中野量太も存分に実力を発揮し、
あらためて、日本映画の層の厚さを実感。

 

外国映画の
『裸足の季節』『若き詩人』『母の残像』は、
繊細な光と音のハーモニーが個人的にものすごくツボで、
『映画よ、さようなら』は、超絶地味映画ながら、
シネフィルな自分を全肯定してくれた、忘れられない1本。

 

それにしても、
イーストウッドはいったいどこまでいくのやら。

 

***

 

 

*渡辺順也の10本

 

【外国映画】

 

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(C)NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED

 

 

*渡辺順也

 

① 『キャロル
(アメリカ:トッド・ ヘインズ)

② 『ロブスター
(ギリシャ:ヨルゴス・ランティモス)

③ 『サウルの息子
(ハンガリー:ネメシュ・ラースロー)

④ 『マジカル・ガール
(スペイン:カルロス・ベルムト)

⑤ 『シング・ストリート
(イギリス:ジョン・カーニー)

⑥ 『ブルックリン
(アイルランド:ジョン・クローリー)

⑦ 『ズートピア
(アメリカ:バイロン・ハワード、 リッチ・ムーア)

⑧ 『レッド・タートル
(オランダ:マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット)

⑨ 『裸足の季節
(トルコ:ドゥニズ・ガムゼ・エルグヴァン)

⑩ 『ハドソン河の奇跡
(アメリカ:クリント・イーストウッド)

 

 

 

【日本映画】

 

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(C)RVWフィルムパートナーズ

 

 

① 『リップヴァンウィンクルの花嫁
(岩井俊二)

② 『FAKE
(森達也)

③ 『永い言い訳
(西川美和)

④ 『モヒカン故郷に帰る
(沖田修一)

⑤ 『この世界の片隅に
(片渕須直)

⑥ 『シン・ゴジラ
(庵野秀明)

⑦ 『淵に立つ
(深田晃司)

⑧ 『ヒメアノ〜ル
(吉田恵輔)

⑨ 『オーバー・フェンス
(山下敦弘)

⑩ 『ヤクザと憲法
(圡方宏史)

 

 

昨年もまた素敵な作品たちと多く出会えました!
日本映画が大豊作だったと思いつつ、
外国映画もトップテンとなるといい作品が多くて絞れない 笑

 

往年の名作かのような佇まいの「キャロル」、
ツボすぎる「ロブスター」に、
メッセージの深さにオトナがびっくりの「ズートピア」。

 

そして日本映画は、
岩井俊二がまさかの2年連続1位!
庵野秀明流のゴジラやカンヌも受賞した深田晃司の力強い新作「淵に立つ」。
ドキュメンタリーも秀逸でした。

 

昨年より多くの作品に出会えたけれど、やっぱり見逃し感は無くならない 笑
今年はどうなるか今から楽しみ。

 

 

 

 ※「2015年ベスト10」
http://kinoiglu.com/issue/?p=791

 

※「2014年ベスト10」
http://kinoiglu.com/issue/?p=10