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2017年映画ベスト10

2018.01.07 update

 

*有坂塁の10本

 

【外国映画】

 

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*有坂塁

 

① 『タレンタイム
(マレーシア:ヤスミン・アフマド)

② 『20センチュリー・ウーマン
(アメリカ:マイク・ミルズ)

③ 『怪物はささやく
(スペイン:J.A.パヨナ)

④ 『メッセージ
(アメリカ:ドゥニ・ヴィルヌーブ)

⑤ 『パターソン
(アメリカ:ジム・ジャームッシュ)

⑥ 『マンチェスター・バイ・ザ・シー
(アメリカ:ケネス・ロナーガン)

⑦ 『ボンジュール、アン
(アメリカ:エレノア・コッポラ)

⑧ 『ポルト
(ポルトガル:ゲイブ・クリンガー)

⑨ 『ノクターナル・アニマルズ
(アメリカ:トム・フォード)

⑩ 『ドリーム
(アメリカ:セオドア・メルフィ)

 

 

 

【日本映画】

 

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① 『息の跡
(小森はるか)

② 『散歩する侵略者
(黒沢清)

③ 『ひいくんのあるく町
(青柳拓)

④ 『夜空はいつでも最高密度の青色だ
(石井裕也)

⑤ 『夜は短し歩けよ乙女
(湯浅政明)

⑥ 『彼らが本気で編むときは
(荻上直子)

⑦ 『退屈な日々にさようならを
(今泉力也)

⑧ 『ビジランテ
(入江悠)

⑨ 『海辺の生と死
(越川道夫)

⑩ 『おじいちゃん、死んじゃったって
(森ガキ侑大)

 

 

2017年は洋画に傑作がたくさんありすぎ、
例年以上に10本選ぶのに苦労してしまいました。

 

 

そんな中『タレンタイム』は、鑑賞後も心の震えがおさまらず、
生涯のベスト級の作品とまで言いたくなるほど、感動してしまいました。
ジョン・レノンの「イマジン」と同じメッセージを感じます。

 

 

日本映画は、『息の跡』『ひいくんのあるく町』、
さらにランク外だったけど素敵すぎた『人生フルーツ』ふくめ、
ポレポレ東中野のドキュメンタリーが元気でした!

 

 

そしてあらためて黒沢清が好きだなあということを実感。
画面の隅々まで緻密に作っていながら、B級感もある。
あのハッタリ感は、やはり最高です。

 

 

***

 

 

*渡辺順也の10本

 

【外国映画】

 

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*渡辺順也

 

① 『わたしは、ダニエル・ブレイク
(イギリス:ケン・ローチ)

② 『パターソン
(アメリカ:ジム・ジャームッシュ)

③ 『哭声/コクソン
(韓国:ナ・ホンジン)

④ 『マンチェスター・バイ・ザ・シー
(アメリカ:ケネス・ロナーガン)

⑤ 『エル ELLE
(フランス:ポール・ヴァーホーベン)

⑥ 『ドリーム
(アメリカ:セオドア・メルフィ)

⑦ 『希望のかなた
(フィンランド:アキ・カウリスマキ)

⑧ 『セールスマン
(イラン:アスガー・ハルファディ)

⑨ 『サーミの血
(スウェーデン:アマンダ・シェーネル)

⑩ 『メットガラ  ドレスをまとった美術館
(アメリカ:アンドリュー・ロッシ)

 

 

 

【日本映画】

 

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① 『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー
(佐古忠彦)

② 『花筐/ HANAGATAMI
(大林宣彦)

③ 『バンコクナイツ
(富田克也)

④ 『三度目の殺人
(是枝裕和)

⑤ 『夜は短し歩けよ乙女
(湯浅政明)

⑥ 『人生フルーツ
(伏原健之)

⑦ 『彼らが本気で編むときは
(荻上直子)

⑧ 『彼女がその名を知らない鳥たち
(白石和彌)

⑨ 『アウトレイジ 最終章
(北野武)

⑩ 『全員死刑
(小林勇貴)

 

 

カウリスマキにナ・ホンジン、
ジャームッシュやファルハディと個性派が良作を連発。

 

 

若くてギラギラした小林勇貴、
アニメーションの可能性を感じさせてくれた湯浅政明、
2作目とは思えないトム・フォードから
ベテランなのに誰よりも攻めてる大林宣彦まで。
もう選べない、、笑

 

 

引退を撤回してまでケン・ローチが作りたかった映画はやっぱり間違いなかったし、
劇場版ドキュメンタリーも本当に良質で「カメジロー」
ポスターの迫力に負けずにぜひ観てほしい。

 

 

例年以上にたくさんの映画を観れた年。
そしてやっぱり自分は社会派の作品が好きなんだなーと実感もした年でした。
今年も新たな作品との出会いが楽しみです!

 

 

 

 

 ※「2016年ベスト10」
http://kinoiglu.com/issue/?p=1288

 

 ※「2015年ベスト10」
http://kinoiglu.com/issue/?p=791

 

※「2014年ベスト10」
http://kinoiglu.com/issue/?p=10